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2011年09月02日

東中野上映レポート 4

トークゲスト 瀬々敬久監督

9月1日(木)。今日は映画の日。トークゲストは瀬々敬久監督です。20時半を過ぎると、たくさんのお客様がポレポレ東中野にやってこられました。
瀬々監督は、ベルリン映画祭での受賞をはじめ数々の映画祭で賞を受けた『ヘヴンズ ストーリー』につづいて、新作『アントキノイノチ』でモントリオール映画祭のイノベーションアワードを受賞して、2日前に帰国したばかり。対する福間監督は、新詩集『青い家』が萩原朔太郎賞受賞という知らせを、今日の夕方受け取ったばかり。さて、今夜はどんなトークが待っているのでしょうか。

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福間監督は、瀬々監督がデビューした頃からのファンで、『ピンク・ヌーヴェルヴァーグ』を編・著したことは周知のとおり。そして瀬々監督は、『急にたどりついてしまう』ではプロデューサーを務めた。二人は長いつきあいなのだ。『岡山の娘』を経て、『わたしたちの夏』について、瀬々監督は「スタッフを信頼したことで、画がつよい、音がつよい、そういう生きた作品になった」と評価する。
「福間さんの作品には言葉がたくさん出てくるけど、それが生きている場所から遠くなるような感じがあった。でも今回は、それをこちら側に近づけようと引き寄せようとするスタッフを信頼している気がした」と。映画監督として、長い経験を積んできた瀬々監督にしか言えないような言葉。「カメラマンの鈴木一博との闘いだったところもある」と福間監督。

「とりわけ後半、天使的存在Aの室野井洋子さんと、庄平の鈴木常吉さんの存在感が、現実というか、本当っぽい。ここのところで風穴を開けている。9・11以降とか原民喜というのはよくわからないし、遠い気がするけど」
瀬々監督の鼻息が荒くなってきて、ちょっとバトルの気配。
「遠いんじゃなくて、向かいあおうとしている。遠いと言われたら、カチンとくる」と福間監督も応戦。そこで、観客席から笑いが起こり、空気がゆるんだ。

瀬々IMG_9062.jpg

福間監督は「『ヘヴンズ ストーリー』は対象の中に入って撮る映画だったと思うけど、『わたしたちの夏』は、瀬々映画の初期のように対象に向きあって撮ることをやった」と言う。
「フィルムからビデオになって、それが福間さんに映画を作らせているところもある。35ミリのカメラではなかなか向かいあえない。ビデオの力が今回の画を作らせてるともいえると思う」瀬々監督は、そう言った。
そろそろ23時。時間に制限がなければ、この先どんな展開があるのか予想もつかないような二人の不思議なトークは、どうやら打ち上げの席で続いたようです。

瀬々監督の新作『アントキノイノチ』は11月19日から全国ロードショーとなります。
乞うご期待!

宣伝スタッフ クーちゃん
写真撮影 酒井豪
posted by tough mama at 13:57| Comment(0) | イベントレポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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