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2011年12月26日

福間健二の作品18

Togetterより

【宇宙の秘密 完全版】福間健二tweet詩 fukuma10w

「空は曇り、風が吹き、踊っていた天使たちも引き上げた夜の屋上。人に見せてはいけないものをロケットにして彼は飛んだ。」(宇宙の秘密7)
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2011年12月25日

渋谷上映レポート 4

トークゲスト 小原早織さん

12月23日(金・祝)。渋谷アップリンクXでの『わたしたちの夏』アンコール上映は最終日を迎えました。夕刻からの冷たい北風にもかかわらず、たくさんのお客様がいらしてくださっています。このあと東京でしばらくは上映予定がないので、わたしたちも名残惜しい気分の最後の上映です。

今日は、サキちゃんこと小原早織さんがついにゲストで登場。というのも、小原さんは、この映画の公開が決まる直前の3月からフランスに留学し、2日前の12月21日に帰国したばかりなのです。あちらでDVDではみていたものの、劇場のスクリーンで初めて出演作に向きあった小原さんとのトーク。福間監督と10か月ぶりの再会です。撮影のときよりも長い髪で現われました。

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福間監督から劇場で初めて観た感想を聞かれて「DVDでみたときも音が印象に残っていたのですが、今日もやはり音、とりわけまり子さんの歌がとてもよかったですねえ」。その反応にいささか拍子抜けした感じの福間監督は「自分はどうだったの?」とつっこみます。
「えーっ、自分ですかあ……。自分は自分ですねえ」と少し照れたような小原さん。「むずかしいこと、詩などよくわからないことがあって、友人や親たちの反応があまりよくないんですけど、それぞれの反応がすごく違うのがおもしろかった」そうです。そして、箇条書きばかりみたいな台本からこんな映画になるとは思っていなかった、出来上がったのをみて監督が言ってたのはこういうことだったのかと思った、と言います。
福間監督は、こうしたいというよりも出演者がいいものを出してくれたらそれをつなぐことを大事にしていて、クランクイン初日に撮った、原民喜の小説を小原さんが朗読するシーンの彼女の目、それを見て、これでいけると思ったと。

千石先生の授業シーンは、ドキュメンタリーなのかお芝居なのかと、これまでのトークでも質問の場面でもよく話題になりました。「あれは、授業のなかにカメラが入りこんできたというまさにリアルなもので、学生も授業のテーマにそって自分の意見を言ってる。〈犯罪は表現か〉と先生に問われて答えるわたしのセリフはアドリブです。でもこうして見ると、本当の授業のなかで、サキがあの小説を批判するようなかたちで自分を表わしている人がいたら、ちょっと不思議ですよね」と小原さん。「同じ授業シーンを3回撮ったのだけれど、言い方、三段階で変えたんです」。

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これから編集に入る福間監督の次回作『あるいは佐々木ユキ』は、小原さん主演です。小原さんがフランスに行くのでその前にということで、今年(2011年)の1月に撮影されました。初めは「スマイル」というタイトルを考えて、モナリザ→ほほえみ→明るい・軽いお話となる予定だったのが、そこからずいぶん動いていったそうです。完成は来年4月ごろかな、と監督。期待してていいんですよね?

そして話題は、小原さんがすごした10か月のフランスでの生活に移ります。語学学校に行きながら、その合間にブルガリア、トルコ、ギリシャ、イタリア、モロッコなどを旅して、一番心に残ったのは、トルコとモロッコ。「どちらも生活水準は低い国ですよね。で、大都会というか大きな街、そういうところに人々の深いつながりがある。それがすごいと思った。田舎ならわかるけど……。日本に戻ってみると、みんな下向いてて人と目を合わさないようにしていて、なんかさみしいなあと初めて思った。むこうでは知らない人でもみんな挨拶するし、目が合えばにっこり笑う。それがいいなあと思って。慣れてきてたんですね」。
小原さんは、まだ若いけれど、どこか動じないようなところがあって、堂々としている印象があるのですが、ヨーロッパでの体験がそれに深みを増した、のかもしれませんね!

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その小原さん、来年から就活するとのこと。
えーっ! もう映画には出ないんですか!? とどこかから声が聞こえてきそうですね。
「自分には創作はできないので、それをささえたり広げていくとか、そういう仕事をしたいなあと思っています」。
一方の福間監督は、『あるいは佐々木ユキ』を完成させたら、9月ごろにその次の映画を撮りたいと考えているそうです!
はい、小原さん、福間監督。みんなで応援してますよ!

宣伝スタッフ あっぷるちゃん
写真撮影 松島史秋




posted by tough mama at 09:23| Comment(0) | イベントレポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月24日

渋谷上映レポート 3

トークゲスト 森下くるみさん

12月22日。一年でもっとも夜の長い冬至の日、渋谷アップリンクにあでやかな花がゲストとして登場しました。なんとなんと! 森下くるみさんです!
ショートカットに黒い着物姿であらわれた森下さん、会場のうしろからみても目がキラキラ輝いていて、うーん、本当に可憐です。のっけから監督より、今回の上映イベントは、実は「きみたちは美人だ」連続トークになっているんです、との告白がありましたが……監督、その企み、みんなすっかり気づいちゃってます! わかりやすすぎます!

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ポレポレ東中野ですでにみてくださっていたという森下さん。「夏」というとギラギラした太陽の日差しを思い浮かべるけれど、この映画をみたあとは、夏は夏でも、日陰にできた空気のような、ひんやりした印象が残ったそうです。

森下さんの、「サキさんがかわいい」発言をうけて、ぐぐっと話が深まります。
監督からは、「自分にとってかわいい女の子は、生意気だったり、キツい感じのある子たちで、千景にもそういうところはあるけれど、サキのほうにより強くあらわれていると思う。そういう面を女性の魅力として捉えていきたい」という女性観が披露されます。前作『岡山の娘』のみづきもそうでした。視線の強さ、怒り、どちらもサキと共通するものがあります。ここから、今度は男性論に飛びます。

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「いわゆる映画のヒーローのようにかっこよく生きるなんて実際にはできっこない。仕事もバリバリやって家庭でもしっかりいい父親をする、なんて、そんなの聞いていてどこか実はごまかしているんじゃないかと思ってしまう。劇中の庄平も、半ば幽霊のようだし、男はもうダメな感じで生きていくしかないんじゃないかな」
監督の男性論に、いつもよりもちょっと多めの会場の男性たちも苦笑気味です。
森下さんも、「たよりないくらいの男性のほうがリアルですよね」とのこと。
そして監督は、映画のなかで実は生きているのは千景とサキだけで、二人がこの世界でこれからも生きていけるように、天使たちの住む街で何年かぶりに再会し、つながっていく様子を描いた、と作品の核心へとつなげました。
また、森下さんからは監督の最新詩集『青い家』の中の「わたしの好きなもの」にでてくる、亡くなられた作家の永沢光雄さんについて触れられました。弱い人の哀しみとともに生きた永沢さん。作品から聞こえてくる、社会のなかではみえにくい、吐息のような小さな言葉たちは、いつも胸を打ちました。哀しみを共感できるやさしさ、弱さ、涙。監督と森下さん、二人に共通する男性観が少しずつみえてきます。

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来春3月17日よりK’シネマにて脚本した作品が上映予定の森下さん。女優に、執筆に、様々なジャンルで活躍中ですが、福間監督より文章を書くことについて問われると、書くことは難しい、けれど、簡単にできるとつまらないから、長い目でやっていきたい、とおっしゃられました。簡単にできるとつまらない……この言葉、なんだかサキっぽい!そう感じたのはわたしだけではないはず。世代の違う千景とサキ。二人の共通点は、従順に生きないこと、飼い馴らされないこと。自分を見失わないこと、迷うことを簡単にあきらめないこと。森下さんのキラキラ光る目は二人と同じ強さに裏付けられている……勝手ながら、そんな気がしてなりませんでした。福間監督も、きっとそう感じてました、よね? お二人のこれからの活躍に、ますます目が離せませんね!

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宣伝スタッフ ぶーやん
写真撮影 酒井豪&松島史秋






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