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2011年10月08日

東中野上映レポート 21

福間監督舞台挨拶

10月7日(金)。『わたしたちの夏』は、ついにポレポレ東中野での上映最終日をむかえました。18時50分の上映開始前早くから、おおぜいの方がかけつけてくださっています。福間監督も少し緊張した様子で、お客様を見守っています。
今日は最後の上映なので、宣伝の加瀬さんもプロデューサーの福間恵子さんも、そしてポレポレスタッフの何人かも映画を見ました。
上映後、福間監督の舞台挨拶(約10分のトーク)です。例によって、上映中は銭湯「アクア東中野」でリラックスしてきた福間監督!

ここまでのトークとはちがって、福間監督は「今日はちょっと甘えて」と、映画と文学にあこがれていた高校時代の思い出から始めました。
高校受験が終わって、入学するまでの春休みから映画をたくさん見るようになったこと。そのころは、やはり映画のなかの女優さんたちに出会うのが、映画を見る大きな楽しみだった。そのころの感じが、年を重ねた今でも残っていて、おっさんが若い女性を覗き見るのではなく、少年が「きれいなおねえさん」にあこがれるような気持ちで映画を撮っているのだと。それが自分のいいところではないかと、ちょっと自慢げに語りました。

映画が青春だった福間監督は、高校2年のときから8ミリを撮りだしました。
「シンクロの音を付けるのがむずかしい8ミリをやっていた癖で、いまでも画面の外からヴォイスオーヴァー(オフ)でセリフを入れるのを多用する傾向がある」と言います。
また、高校3年のときに、新宿の映画館で若松孝二監督と故大和屋竺監督に会った。それから若松プロに遊びに行くようになり、若松監督の、効率のいい映画づくりの方法を学んだ。「それがいまでも、いざというときにものすごく役立っている」そうです。
そう言われれば、たしかに『わたしたちの夏』には、監督がずいぶん前に学んだものや身につけたものが現われているようですね。
そして、そのころ、いちばん大きな影響を受けたのは、ゴダールと大島渚。
「こんな表現の仕方があるのかと驚かされた。その驚きの一方で、自分も映画を撮りたいと思わせてくれるものがあった」。福間監督はいまでも、とくに行きづまると、ゴダールと大島渚の方法を思い出すそうです。

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そこから話はいろんなふうに展開しましたが、とくに印象に残ったのは、エンターテインメントについての見解です。エンターテインメントがただエンターテインメントであるのは、退屈。でも、エンターテイメントじゃないようなところに「エンターテインメント化」が起こるのがおもしろいのだということ。それをこれからもっと追求したいと監督は真剣に語りました。見る人が見終わったときにいい気持ちになってる、そういう作品を願っているのだとも。

最後に、この6週間の上映を実現してくれたみなさんへの感謝で話をしめくくった監督に、ポレポレ東中野からの贈りものが渡されました。思いがけぬ出来事に、会場も笑顔と拍手がやみません。さらには、福間恵子プロデューサーにも花束が贈られました!
ポレポレ東中野のみなさん、ほんとうに夢のような、楽しい6週間でしたね。
そして、『わたしたちの夏』を見に来てくださったたくさんの方との出会いがありました。
映画は人をつなぎ、そこからまた新しい映画を生み出してゆきます。その実現に向けて、62歳の福間監督は、まだまだ走りつづけます。
みなさん、ほんとうにありがとうございました。

宣伝スタッフ クーちゃん












posted by tough mama at 12:34| Comment(0) | イベントレポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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