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2011年09月29日

大阪 第七藝術劇場

大阪 第七藝術劇場 上映スケジュール!

第七藝術劇場での上映スケジュールが決定しました。
初日11月5日には、監督が挨拶に参ります。

11月5日(土)〜11月11日(金)20:30
11月5日(土)福間健二監督舞台挨拶予定

★上映は11月11日(金)迄で終了

<料金>前売り1,200円 当日一般1,500円 専門・大学生1,300円 
    シニア1,000円

大阪の方、京都の方、神戸の方、奈良の方も! 
皆さま、まわりの方を誘って、ぜひともこの機会に『わたしたちの夏』をご覧いただけますよう、よろしくお願いいたします!


第七藝術劇場
大阪市淀川区十三本町1-7-27
サンポードシティ6F
tel. 06-6302-2073
fax. 06-6302-8820
http://www.nanagei.com/index.html

posted by tough mama at 16:21| Comment(0) | 上映情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

歴程賞受賞!

詩集『青い家』がW受賞しました!

福間健二監督の新詩集『青い家』は、萩原朔太郎賞に次いで、第49回藤村記念歴程賞も受賞しました。
歴程賞は、島崎藤村を記念した賞で、詩誌「歴程」が主催するものです。

受賞のつづいた福間監督。
二度あることは三度ある。
さて、つぎは映画の賞、でしょうか??

ともあれ、福間監督、おめでとうございます!


posted by tough mama at 15:18| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

東中野上映レポート 17

トークゲスト 深田晃司さん


今日のトークゲストは『歓待』が、昨年の東京国際映画祭で、ある視点部門作品賞受賞された映画監督の深田晃司さん。
深田監督は「映画芸術DIARY」の企画で金子遊さんとともに福間監督にインタビューをされたことがあり(http://eigageijutsu.com/article/222053348.html)、『わたしたちの夏』はそのときDVDで一度観ていただいただけでした。今回初めて劇場で鑑賞されて、深田監督は開口一番「映画館で見るべき作品だと思いました」とおっしゃいました。
「福間さんの映画の魅力というのは、人物やもの、風景などの被写体と言葉がポンポンと置かれていって、その全体が物語に従属していないところです。そうした要素を結びつけていく作業は、鑑賞しながら観客がやる。でもそういうバラバラの要素はただほったらかされてるんじゃなくて、「水」が鍵となってつながり、物語の最後が一気に盛り上がるんです」。
深田監督は、『わたしたちの夏』で随所に挿入される水の音、あるいは「水ヲ下サイ」という台詞に着目しながら、ラストシーンでサキが千景にペットボトルの水を手渡すとシーンが如何にしてエモーショナルな力を発揮するに至るかを的確に指摘されます。
福間監督はそれに対し、「この映画はこれまでいろんな受け止め方をされてきたけど、つくってる本人はそんなに難しく考えてやってるんじゃなくて、撮影してるときは風景も人も一番いいものをとらえたいと思ってやっていたし、編集してるときはやっぱりその中から一番いいものをつかまえたかった。物語や主題に隷属させないということはどこかで望んでいたことだったけど、僕としてはそれを目的としてやっていたわけじゃない」と答えます。

深田写真 7.jpg

深田監督は続いて、『わたしたちの夏』のクロースアップの特徴について言及され、「僕は個人的に説明としてのクロースアップは好きじゃないんですが、この映画の中の千景さんの眼のクロースアップは違う。物質として見せつけられている。そこにこの映画は、ちがう、と感動するんです」と評価されました。さらに、深田監督は映画としての『わたしたちの夏』の構造についてより深く分析されつつ、福間監督にこんな問いかけをします。
「興味深いのは、この映画がメロドラマとしての枠組みを持ちながら、映画のステレオタイプからかけはなれていくということです。その引き離されていく感じが僕は好きでした。映画をつくるときに、やはり物語というものは最初に念頭におかれたのでしょうか」。
福間監督の解答はずばり「おかない」。監督は「物語なんていうのは、映画的な要素、たとえば歌、ダンス、ギャング、裸とかってものをつなげていけば自然に出来上がる。ただ僕はそれを普通のやり方ではやりたくなかったんだよね。たとえば小原早織さんという女優は演出家の意図通りに必ずしもやってくれる訳じゃなかったけど、逆にそれを活かした」とこの映画におけるシナリオの役割が厳密なものでなくむしろ柔軟であることが重要であったことを明らかにします。「自分は人や物に向かいあっていればよくて、カメラマンにうつすことは委ねる。そういうのを積み重ねれば活きてくるものがあると思う」。

福間監督と深田監督は最後に、これまでもトークショーでたびたび議論されてきた「ゴダールとの近さ」に踏み込んでいきます。深田監督が「バスの中の吉野晶さんの顔がすばらしい」と語るのを受けながら、福間監督はこう語りました。「『わたしたちの夏』は『アワーミュージック』の天国に対して、ちゃんと帰ってこられるあの世をつくりあげたかった。吉野晶は彼女なりにのってくれた。僕の作品はゴダールに似ているって言われるけど、それはかつてゴダールがやったことをその後の日本のヌーヴェルヴァーグがやらなかっただけ。僕にとってゴダールは神様みたいな存在ではなくて、女に捨てられたり、女の尻にしかれたりしている一人の男として共感している。カメラマンのイッパクさんもそれを理解してくれた。だからすごく大変なことをゴダールに対抗してやるんじゃなくて、ちょっとこのシーンはゴダールでやってみようか、ってそんなノリで」。

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今夜は、二人の監督の饒舌ぶりが冴え渡るトークショーでした。深田晃司監督の『歓待』は、池袋シネマ・ロサで10/29(土)〜11/4(金)に一週間限定でレイトショー再公開されます。未見の方は是非劇場に足を運んで下さい。
公式ホームページは、http://kantai-hospitalite.com/

宣伝スタッフ 河野まりえ
写真撮影 酒井豪
posted by tough mama at 14:56| Comment(0) | イベントレポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

福岡上映レポート

福岡KBCシネマ

9月25日(日)、福間監督は福岡KBCシネマでの「わたしたちのゴダール」という企画に招かれて、『わたしたちの夏』の上映と講演をしてまいりました。
その様子を、西南学院大学の田村元彦さんがレポートしてくださいました。



福間監督は、上映開始の1時間ほど前に劇場に到着されました。中洲のホテルにチェックインされ、すぐさまその近くにある歴史ある映画館で映画を1本鑑賞されたとのことでした。ちなみに福岡にはかつて7館、10年前には5館あったミニシアターが現在では2館、来年からは事実上KBCシネマ1館なります。

前日の9月24日(土)から1週間限定上映のドキュメンタリー『ふたりのヌーヴェルヴァーグ』の公開記念イベントとして、福間監督に上映後にお話していただき、さらに監督の新作『わたしたちの夏』を上映し(当日1回のみ限定上映)、ご自身で解説していただくという、のべ6時間近くになるイベントとなりました。

福岡KBC写真1.jpg
写真撮影:KBCシネマ和田さん

監督は『ふたりのヌーヴェルヴァーグ』をすでに国外(ポルトガル)で鑑賞されていて(今回はじめて日本語字幕でご覧になられたとのこと)、その際の上映環境を想起するところから語りはじめられました。作品における女性の使い方などの問題点や、ゴダールやトリュフォーが抱え込んでしまったものとその屈託について率直に指摘され、「わたしたちの夏」においてそれらが何らかのかたちでクリアされているのでは、と観客に期待させる「前フリ」となるトークの内容でした。

その後、『わたしたちの夏』が上映されました。鋭い批評意識に貫かれながらも、その意識のみが前のめりになることもなく、そこで映し出される風景や音は、観客一人ひとりに世界と自己との関係、あるいは自己そのものの感触を生々しく変容させる出来事として、硬度としなやかさの両方を湛えた手つきで提示されていました。

上映後の監督のトークにおいては、福岡生まれという小原さんの魅力について、いくつかのシーンに具体的に言及されながら解説していただくなど、福岡での企画にふさわしい内容でした。吉野さん他出演者、撮影の鈴木一博さん、音響設計の小川武さんなど、スタッフへのリスペクトと信頼にあふれた語り口で披露される撮影当時のエピソードによって、作品理解を深めることができました。

会場には詩人の北川透さんの他、九州・山口の詩の関係者がかけつけられ、イベント終了後の懇談の場の雰囲気は、萩原朔太郎賞の受賞が決まった監督へのお祝いの気持ちがあふれるものでした。KBCシネマでは『海炭市叙景』の公開の際にも監督をお招きすることを真剣に検討したことがあり(実際は書評家の豊崎由美さんにトークしていただきました)、新作公開という絶好のタイミングで実現することができました。また今回は詩集『青い家』のW受賞(歴程賞との)というきわめてタイムリーな時期での実施となり、劇場としてもとても光栄なことだと考えています。

北川さん写真KBC.JPG
写真撮影:北川透さん

ちなみに監督は、翌26日にも宿泊先近くの映画館で映画を1本ご覧になってから東京に戻られたようです。

田村元彦(KBCシネマ企画ディレクター、西南学院大学教員)
posted by tough mama at 11:08| Comment(0) | イベントレポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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